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【もしかしてボケた?!】…まずは耳の聞こえをチェック!

最終更新: 2019年10月23日


親が高齢になると「もしかしてボケたんじゃないか…」と不安になることがあります。

今回は


老人性難聴と痴呆(ボケ)は間違えやすい。


という内容です。


これは難聴?それとも痴呆?

高齢者のほとんどは何らかの難聴に悩んでいます。

病気や怪我が原因の場合もありますが、年齢からくる「老人性難聴」の方がほとんどです。


人間の聴力は20代をピークに下がり始めます。

耳の中の音を感じる細胞が年齢とともに減っていくため、高齢者ほど音が聞こえにくくなります。

「どれだけ小さな音が聞こえるのか?」という検査をすると、70代は20代に比べて概ね30分の1しか聞こえていません。これが老人性難聴です。


老人性難聴が進行すると、普段の生活に影響が出てきます。


・呼びかけても返事をしない。

・話しかけても話題が噛み合わない。

・時間や日にちを忘れる、間違える。

・キョロキョロと見回すことが多くなる

・なんだか最近おこりっぽい

・寝ている時間が増えた

・テレビやラジオに興味がなくなった

・外出しなくなった


このような症状は「老人性難聴」の特徴ですが、うっかりすると「ボケたの?」と思ってしまうときもあります。詳しく見ていきましょう。

まず


・よんでも返事をしない。

・話しかけても話題が噛み合わない。

・時間や日にちを忘れる、間違える。


耳が遠くなると当然ながら人の声が聞こえにくくなります。

本人の正面か、目で見てわかる範囲から呼べば気が付きますが少し離れたところや違う部屋から声をかけると急に反応がなくなります。

この場合は音ではなく視覚で判断しているので、見えないところから声をかけられると分からなくなります。


老人性難聴は高い音が特に聞こえにくくなります。そのため会話の中で重要な子音(しいん)がほとんど聞こえなく。


音の成分で母音(あいうえお)は低い音ですが子音(あいうえお以外の50音)は高い音になります。そのため”子音の聞きのがし”が生じます。



「佐藤さん」という言葉はローマ字で書くと「SaTou San」。この中から老人性難聴で聞こえにくくなる音(子音)を抜いて母音だけにすると「 a ou an」となり「あおう あん」に聞こえるようになります。

佐藤さん、阿藤さん、加藤さんは子音を抜くと全て「あおう あん」に聞こえてしまうため高い音が聞こえない老人性難聴の状態では区別ができなくなります。


同じ理由で1時と7時は「iTiJi」と「SiTiJi」なので子音を抜くとどちらも「 i i i」。つまり「い い い」に聞こえます。


11時15分は「JYuuiTiJi JYuGoHun」なので「 uui i i u o un」。聞こえとしては「うういいい うーおうん」になるので、もう何を言っているのかわかりません。


他にも4日と8日(「よっか」と「ようか」)9月と10月(「くがつ」と「じゅうがつ」)なども音が似ているので間違えやすくなります。



このような状態の高齢者と会話をすると「佐藤さん」の話をしていたのに、いつの間にか「加藤さん」の話になっていたり、時間や日付を全然聞いていないように思われることもあります。


もしかしたらボケた…?!


と思いがちですが、単純に聞こえていないので理解できないだけなのです。



・キョロキョロと見回すことが多くなる


音が聞こえない、というのは会話にだけ影響するものではありません。

「気配(けはい)がする」という感覚は音を感知している場合がほとんどです。


高齢者を呼んでも返事をしないので、近くまで行って肩をたたいたら「うわっ!びっくりした。どこから来たの?」などと言われることがあります。


これは難聴のため音が聞こえにくくなり、人の気配が察知できなくなったためです。呼ばれた当人は何もない空間にいきなり人が現れたように感じているかもしれません。


軽度の老人性難聴の場合、自分の見えない所から話しかけられたり呼ばれたりすると声の出どころが分かりません。そのため見当違いの方向へ返事をしてしまったり、人をさがしてキョロキョロしてしまうことがあります。


・なんだか最近おこりっぽい

・寝ている時間が増えた


他人の声が聞こえなくなるということは、自分自身の声も聞こえなくなっています。


補聴器ユーザーの声は使用時とそうでない時で大きな変化があります。


補聴器を使っているときは普通の会話音量なのですが、補聴器を外すと途端に大声になります。

これはわざと大声を出しているわけではなく、本人も気づかない内に大声になってしまっているのです。


人間の脳は自分の声の大きさを耳から聞こえた音で調整しています。補聴器を外して声が小さくなると、脳は勝手に「声のボリュームが下がった」と錯覚して発声が大きくなります。


大声を出されるとなんだか相手が怒っているように感じてしまいます。


最近、家族が大声で怒鳴ってくると感じたら耳の検査をおすすめします。


音が聞こえない状態では、常に緊張して耳に集中しないと聞き逃しが多くなります。大声は、歌をうたうのと一緒でカロリーを消費します。気配が分からないので、家の中でも常に気を張っていないといけなくなります。


その様な日常生活はとても体力を消耗してしまうため、すぐに疲労や眠気に襲われます。

耳が聞こえないと体力も消耗してしまうのです。


・テレビやラジオに興味がなくなった

・外出しなくなった


これは難聴のなかでも良くない兆候です。

耳がきこえにくくなると、音を使った娯楽(テレビ、ラジオ、音楽鑑賞、映画鑑賞、演劇鑑賞など)が楽しめなくなります。

家族でテレビを見ているとき、周りは笑っているのに自分は聞こえないから笑えない。そんな難聴者はあんがい大勢います。


最近のテレビ番組は字幕が出るものが多いですが家族に遠慮して字幕は出さず、内容が分からなくてもなんとなく周りに合わせてニコニコしておく。そういう疎外感を感じているのです。


地域の集まりや旅行、同窓会や忘年会など家族以外と会話をする場面に行きたがらなくなったら要注意です。

聞こえない疎外感から他人との接触を拒み始め、ウツ病になってしまう方もいます。


聞こえないことは身体的な負担も増えますが、それ以上に心を病みます。



これまで書いてきた内容は全て補聴器で解決できるものばかりです。


・よんでも返事をしない。

・話しかけても話題が噛み合わない。

・時間や日にちを忘れる、間違える。

・キョロキョロと見回すことが多くなる

・なんだか最近おこりっぽい

・寝ている時間が増えた

・テレビやラジオに興味がなくなった

・外出しなくなった


補聴器はひとりひとりに合わせて足りない音を補う装置です。

高い音が聞こえず、子音の聞き取りがわるい方には高い音を補います。

気配が察知できない方には「ちいさな音」と呼ばれる環境音を増幅させ、遠くの足音や服の衣擦れが聞こえるようにします。

自分の声が聞こえない方には「近くの大きい音」を増幅させることによって、正常な音量を取り戻すことができます。

様々な音が無理なく聞こえるため、体力の消耗もありません。

他者の声の聞き取りも、周りがうるさいときの音声も最新の補聴器をつければ解決します。

もちろん映画鑑賞や音楽鑑賞も今まで以上に楽しめます。


補聴器を使わずに何年も難聴を放っておくと、音を感じる神経が弱ってしまい、ますます聞こえにくくなってしまいます。


数年間ボーっとしていた高齢者が補聴器を付けた途端に表情が柔らかくなり、会話が増えることも多いです。

もしかしてボケた…?と思ったら、まずは耳の聞こえを確認してみましょう。


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