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マスクで会話が聞こえない!?補聴器が効果的な理由
更新日:2020年12月31日
マスクをつけての会話が日常風景になっています。当然ですが、マスク越しの会話は聞き取りにくくなります。
先日スーパーで買い物をしていると店員さんが「ううおあ、おうえいあうあ?」と聞いてきました。何を言っているのかサッパリわかりません。
実はこの店員さんの言葉、補聴器をつけるとハッキリと聞こえる内容なのです。
マスクやフェイスシールド、透明なビニールカーテンなど感染対策グッズは飛沫の拡散を防ぐために人と人との間にカベをつくるものです。
この「カベ越しの会話」では母音(あいうえお)はそれなりに聞こえるのですが、子音(それ以外の音)を聞こえにくくしてしまいます。
母音を大文字、子音を子文字で書くと「マスク」は「mA sU kU」と表すことができます。
この中で、子音が聞こえなくなると「A U U」だけが残って「あうう」になります。
上記の店員さんは「袋は、おつけしますか?」と聞いてきたのですがマスクとビニールカーテン越しだったため「fU kU rO hA 、O tU kE sI mA sU kA?」から子音が抜けて「U U O A 、O U E I A U A?」
つまり「ううおあ、おうえいあうあ?」になってしまったのです。
この聞こえ方は加齢性難聴とよく似ています。年齢とともに耳は子音が聞こえにくくなります。母音だけしかきこえないと「佐藤と加藤」「1時と7時」というよく似た音の区別ができなくなり会話がしづらくなります。
補聴器は主に子音を強調することにより、会話の鮮明さを上げ聞き取りやすくします。
マスクをつけると会話が聞こえないという方、補聴器はとても効果的ですよ。
アイアイメガネでぜひその効果をお試しください。