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難聴かな?と思ってから補聴器を使うまで

最終更新: 2019年9月4日


自分や家族が難聴になったときには、どうすれば良いのでしょうか?


普段、耳の聞こえを意識することは少ないと思います。いざというときに困らないよう難聴になった時の行動をお伝えしようと思います。



耳鼻科を受診する

まずは病院です。一口に難聴といっても色々な種類があります。大きく分けると「治療できる難聴」と「これ以上治療できない難聴」の2つになります。お医者さん以外では自分がどちらの難聴なのかを診断できません。難聴かな?と思ったらまず病院へ行きましょう。


治療できる難聴

代表的なのが「耳垢つまり」です。耳垢は乾燥している人と湿っている人に分かれます。一般的には湿っている人の方が耳垢つまりになりやすいです。


耳掃除をするときに綿棒を使う人は要注意。耳垢が奥まで押し込まれて塊のようになってしまいます。耳にフタをしている状態なので当然、聞こえは悪くなります。


耳垢つまりは耳鼻科へ行けばすぐに治ります。耳の奥で固まってしまった耳垢でも大丈夫。専用の薬で耳垢を柔らかくしてから取ります。


医療機関以外での耳かきでは薬剤を使うことができません。最悪、出血と強い痛みに襲われることもあります。耳垢は必ず医療機関で取ってもらいましょう。



中耳炎で耳の奥から耳漏(じろう)が出る人もいます。鼓膜の内側が炎症を起こし、膿が出ている状態です。耳の中に水が溜まっている状態なので、これも聞こえが悪くなります。


中耳炎は子供もお年寄りもかかりやすいので注意が必要です。



鼓膜が破ける、穴が開くというのも「治療できる難聴」です。病気や衝撃などで鼓膜に穴が開いてしまった場合は、耳の持つ音の増幅機能が正常に機能しなくなるため聞こえにくくなります。


穴が開いた個所に人口鼓膜(シール状のもの)を張ることがあります。1か月ほどで剥がれてしまう事が多いため定期的に張りなおす必要があります。


鼓膜再建手術という方法もあります。いろいろな治療方法があるので耳鼻科の先生とよく相談してみてください。


慢性中耳炎の方の中には敢えて鼓膜に穴を開け、そこのチューブを通す方もいます。中耳炎で出た膿が耳の内部に溜まってしまうと色々と悪影響があります。

チューブから膿を体外に排出することによって耳漏はでますが、中耳炎の悪化を防ぐことができます。



この他にも「治療できる難聴」は沢山あります。治療できるものや治療中の耳には原則、補聴器は使用しません(医師の判断による例外はあります)。

補聴器が必要なのは治療をしても、これ以上難聴が良くならない時です。


これ以上治療できない難聴

年齢が原因の難聴は治療できません。


こちらの動画が分かりやすいです。人間の耳は年齢とともに高い音から順番に聞こえにくくなっていきます。


蚊の飛ぶような音「モスキート音」はだいたい20歳未満なら聞こえます。30代でも高音は聞こえにくくなるので、100歳まで生きると言われる今日、人生の大半は難聴であると言っても良いかもしれません。


自然と聞こえなくなる耳の老化は病気ではありません。ただ、高音が聞こえなくなると言葉がはっきりしなくなります。マスク越しに声を聞いているような感覚だと思ってください。


また、音楽や映画をハイクオリティな音で楽しみたい人にとって高音が聞こえないのは致命的です。

私は30代ですが、補聴器をしっかりと調整して音楽を聴くと今まで聞こえていなかった音や楽器があることに気づきました。


オーディオ機器によっては高音を電子的に強調できるものもありますが、ピュアな音で楽しみたい方は補聴器の方がお勧めです。



大きな音を聞きすぎて難聴になる方も多いです。それを騒音性難聴と言います。工事現場や造船所のような工場、音楽関係のお仕事をされている方も騒音性難聴になりやすいと言われています。



耳の一番奥に「蝸牛(かぎゅう)」という巻貝のような器官があります。


貝と同じく中は空洞になっており、入り口から順番に「高い音」「中くらいの音」「低い音」を感じるようになっています。

音を感じる細胞には回数制限があります。何十年か音の刺激を受けると、だんだんと感度が下がっていきます。

「高い音」~「低い音」まで担当する細胞が違います。なぜ「高い音」が聞こえなくなるのかと言うと、細胞の位置が関係しています。


蝸牛の入り口付近に「高い音」を感じる細胞があり、奥に行くほど低い音を感じる細胞へと移り変わるように配置されています。


高い音が聞こえた場合、蝸牛の入り口付近で細胞が反応します。音の特性上、奥までは「高い音」は届きません。低い音が聞こえたときも蝸牛の入り口から音が入り、奥まで届きます。


あらゆる音程の音が必ず入り口から入り「高い音」担当の細胞を刺激するため、年齢とともに感度が下がり、聞こえにくくなっていきます。


年齢による難聴はこのようなメカニズムで現れます。


まわりの騒音やとても強い音による難聴も蝸牛にある音を感じる細胞へ刺激を与えすぎたため起こります。

年齢による難聴よりも高音部分の感度が大きく低下する独特の状態になるので、聴力検査をすると分かります。


その他に生まれつき耳の機能が弱い方や慢性的な中耳炎の方は、治療によりある程度回復はします。そういう人たちは補聴器を併用した方が良い方もたくさんいます。


突発性難聴

治療をしたけれど、これ以上は回復しない難聴の代表的なものが突発性難聴です。


KinKi Kidsの堂本剛さん 、 浜崎あゆみさん 、 スガシカオさん 、 山本譲二さん などの有名人が過去に突発性難聴になったと報道されているので聞いたことがある人も多いと思います。


この病気の難しいところは、原因不明な突然の難聴は全て突発難聴とされてしまうところにあります。

敢えて言えば、風邪と似ています。発熱やせき、のどの痛み等があると原因は何であれ「風邪」と言われるのと一緒です。


突発難聴になる原因は様々で、ウィルス説や自律神経の異常説があります。


この病気は時間との闘いなので早期治療のために原因はあまり重視せず、栄養剤やステロイド剤、血液をサラサラにする薬などを全部使うことが多いです。


異変を感じてからから48時間以内に治療開始しないと、後遺症が残る確率が高くなる難病なので原因特定の前に治療するようです。


治療をしても3割の人は回復し、3割の人は回復しない。残りの人は聴力の低下や耳鳴りが残ると言われている、なかなか完治の難しい病気です。


突発性難聴は異変を感じたらすぐに医療機関へ行くことが大切です。そのうえで完治しなかった、または聴力の低下や耳鳴りが残った場合は補聴器を使うと良いときがあります。


症状が落ち着いた段階でお医者さんと相談して補聴器の使用を検討してみてください。


補聴器が必要になったら

お医者さんから、これ以上の治療を続けても耳の聞こえは良くならないと言われたら補聴器を使いましょう。

聞こえない状態が長引くと日常生活に支障が出ます。

補聴器は慣れるまで時間のかかる器具なので、使い始めるのは早いほど良いです。


お医者さんから補聴器業者を紹介されることも有りますし、自分で見つけても良いと思います。


業者を選ぶ時は「自分が通いやすいか?」を最重要ポイントにした方が良いでしょう。


補聴器は買ってから何度も調整が必要です。あまり遠方の業者だと通うの億劫になり大変です。耳鼻科に出張する業者もいますので、頻繁に耳鼻科へ行くのなら選択肢の一つになるでしょう。

身に着ける機械器具なので故障することもあります。梅雨の時期などは、よく補聴器に耳垢が詰まったお客様が来店されます。

だいたい10分くらいの時間で補聴器をクリーニングすれば治るのですが、遠方だったり営業時間が自分の生活パターンから外れていると大変です。


補聴器は高額な買い物です。こまめなクリーニングと調整を行うことによって使える期間が何年も変わります。


補聴器は気軽に通える範囲のお店で購入して、納得がいくまで何度も調整してもらいましょう。











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